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もっと楽しく―これまでの日産 これからの日産



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日産の歴史と概念が学べる本

この本の第一章は、日産労働組合の話や、石原社長(当時)ら、昔の日産の経営陣の話など、が語られています。この部分は(あまりにも昔過ぎて)非常につまらなく、その上日産の人以外知ることのない部分なので、日産のファンで、日産の本をたくさん読んできた私でも退屈で、読むのをやめようと思いました。

しかし、第二章からは少しずつ内容が変化し、ゴーン社長が来てからの日産と、それまでの日産を比較している。よくある「ゴーン社長はすばらしい経営者である。」という類ものではなく、元日産社員として、経済評論家の本などとは違う観点から見た内容になっている。ここはかなり面白く、勉強になった。

第三章は筆者が体感した忘れられない人々の事が触れられている。だが、どれもこれも知らない人ばかりで、よくわからなかった。正直、第一章ほどではないが、つまらなかった。

ゴーン社長がいかにすばらしいか、(日産自動車ではなく、ゴーン社長の話に摩り替わっている)という本が多い中、この本は、日産というのはどの様な会社だったのか、また現在はどの様な会社であるのか、これからはどうすればよいのか、(筆者がこうなって欲しいと望んでいるだけだが)という、日産自動車に絞ってある本です。経済の勉強になったりはしませんが、日産の歴史や概念はわかると思います。

正直、古くからの日産社員にしか理解しがたい本で、あまりお薦めできません。日産ファンでもきついかもしれません。ですが、ゴーン社長の話ではなく、日産自動車の内部の話の本である点。第二章が勉強になった点と、日産がこれから良くなっていく希望を足して、評価は星三つにします。

何度も何度も読み返さないとわからない、難しい本ですが、こういうのが好きな人にはお薦めかもしれません。私が若造なので、理解しがたかっただけかもしれませんが。

値段は高いと思いますが、内容や厚さ、量からすると仕方ない面もあると思います。



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